常総市「防災キャンプ」にて仮想洪水体験システムを体験いただきました

会場の様子
会場の様子

 2026年8月8日(土)・9日(日)、常総市水海道あすなろの里を中心に「防災キャンプ」が開催されました(主催:常総市)。このイベントは、常総市内の小学生を含む親子連れを対象に毎年開催されています。今年は、15世帯43名(大人:18名 子ども:25名)が参加され、洪水災害をマインクラフトで体験できるイベントとして、8日夕方にICHARMが開発している仮想洪水体験システムを体験いただきました。

説明をする傳田正利主任研究員と山下大輝研究員
説明をする傳田正利主任研究員と山下大輝研究員

 なお、今回使用した仮想空間は、茨城県立水海道第一高等学校付属中学校(常総市)で昨年度実施した「探求型学習」にて生徒の皆さんが改良したもので、水海道駅やスーパー、学校などが精度高く再現されています。

 傳田正利主任研究員・山下大輝研究員から、利根川東遷に始まり常総市の地形・洪水の歴史、ハザードマップの見方、豪雨時には水位・降雨量を事前に知ることの重要性などを学んだ後、参加者に配布されたタブレットを用いて実際に洪水体験を行いました。

操作する参加者
操作する参加者

 体験は2回行い、1回目は避難場所などが事前に知らされないままの避難体験、2回目は地形の特徴や逃げる方向などが知らされた上での避難体験を行いました。1回目ではスタート地点をうろうろしていた体験者も、2回目では多くの参加者が標高の高い方向へ避難することができ、一度失敗することで成功へのモチベーションが高まることが確認できました。

 参加者への事後アンケートでは、「水害から避難する場所を考えながら楽しくできた」「水害の時どのような行動をすればよいかわかって良かった」「子どもは普段からマイクラに触れているので身近で考えやすかったみたいだが、大人は全くわからなかった。」などのご意見が寄せられました。

 今後、ICHARMでは、このような機会で得られた貴重なデータを踏まえ、防災教育における仮想洪水体験システムの適用可能性を検討して参ります。最後になりましたが、本機会を提供頂いた常総市防災危機管理課の皆様に厚く感謝申し上げます。