ICHARM設立20周年記念シンポジウム
「持続可能な社会構築のための水災害リスクの軽減」を開催します

趣旨

 世界各地において、気候変動によって、私たちはこれまで経験したことのない水に関する新たな課題に直面しています。2023年3月に開催された国連水会議では、気候変動による水リスクの低減に向け多様な関係者の関与・協力が必要との議論がなされ、重要な成果である「水行動アジェンダ」において、水循環の統合(WCI)が位置付けられました。日本では、2024年に、水に関係する全てのステークホルダーが協働して、「水災害による被害の最小化」、「水の恵みの最大化」、「水でつながる豊かな環境の最大化」を目指して取組を進める「流域総合水管理」を国の施策に位置づけました。

 こうした中、本年は、土木研究所水災害・リスクマネジメント国際センターが設立20周年という節目の年となります。そこで、この記念すべき年を祝し、公開シンポジウムを開催する運びとなりました。本シンポジウムでは、洪水及び渇水といった水災害に関する科学技術の貢献として、国連水会議2023の「水行動アジェンダ」を具体化するための活動について国連、各国及び各専門機関の様々な立場から意見交換を行い、水関連リスクの軽減と同時に持続可能な社会の構築に向け、世界各国の関係者が実践すべき具体的な取り組みを皆様と議論したいと考えています。そして本シンポジウムの成果が、本年12月開催予定の国連水会議等を通じて国際社会に発信され、ポスト2030アジェンダにおける議論や行動を含めて、世界的な水問題の解決に向けたシナジーが発揮されることを目指します。