<趣旨>
世界の水災害の軽減を目的として、ユネスコと日本政府との合意に基づき、2006年3月6日、わが国の中核的研究機関であり100年を超える歴史を有する土木研究所に、ICHARMが設立されました。以降、研究・研修・情報ネットワーク活動を3本柱として、様々な活動を行ってきましたが、このICHARMが歩んできた20年間は、気候変動とそれに伴う水災害の激甚化が世界的な課題として認識されるとともに、水災害に関する科学技術が大きく発展した時代でもありました。2023年3月に開催された国連水会議では、気候変動に起因する水リスクの低減に向け、多様な主体の参画と連携の必要性が議論され、その重要な成果である「水行動アジェンダ」においては、水循環の統合(Water Cycle Integration:WCI)の考え方が位置付けられました。
今年設立20周年という大きな節目を迎えましたが、この節目は単なる通過点ではありません。これまで20年間にわたるICHARMの活動と成果を広く発信し、さらに今後のICHARMのあるべき姿や果たすべき役割について議論し、共有する貴重な機会でもあります。そこで、以下のような記念事業を企画・実施し、水災害を取り巻く社会の将来像や、今後のICHARMの役割、活動の方向性などについて幅広く議論を行いました。
これら一連の取り組みを通じて寄せられた期待や示唆を、今後の活動や実行戦略に反映し、20周年を次なる未来を切り拓く新たな出発点としてまいります。
<概要>
1.「水と平和」「水と貧困」特別講義
2025年度より、開発·国際協調の基礎的知見を涵養し、包括的視点に立って、水災害リスク軽減と持続可能な開発の政策のとりまとめと実行を牽引する指導者を育成するため、博士課程の講義に「水と衛生」、「水と貧困」、「水と平和」が加わりました。今回、20周年記念事業として「水と貧困」、「水と平和」に関する特別講義を行いました。
<現在、準備中です>
2.シンポジウム「持続可能な社会構築のための水災害リスクの軽減」
内外の著名な有識者や ICHARM の博士・修士課程の卒業生等をお招きし、水災害を巡る多くの貴重な話題提供と議論を頂くとともに、今後の社会のあり方、及び水災害の研究・能力開発におけるICHARMの役割、実行戦略を提案しました。
<詳細はこちら>
3.アルムナイフォローアップセミナー
これまでのアルムナイウェビナー等で議論を重ねた、災害リスク軽減、土砂、水文、気象分野の課題と対応策、優良事例等を総括し、ICHARMの今後の活動のあり方について議論しました。
<現在、準備中です>